ありがとうムクちゃん

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ムクちゃんの香りを感じたり、体に触れることができなくなる時が近づいてきます。

異様な嵐の後の朝。湿度の低い晴天でHawaiiの陽気です。

ドライアイスは半分なくなり、大きな氷も半分とけていました。昨日は扇風機とエアコンもつけて隣で、寝ました。ダンボールのしたにペットシーツとマットをひいて、水モレ予防とムクちゃんが痛くないようにしました。

氷は大きな長方形のものが、溶けにくいです。タオルにまいて、冷気を閉じ込めます。
さらに、毛布をかけて、ダンボールの蓋もつくり、冷気を閉じ込めます。なでなでする時や顔をみる時は、開けるほうが保管状態を保てるとおもいます。ブラッシングもまめにします。

手足は死後硬直が始まる前に胴体の方へ曲げておきます。火葬の炉に入らず、無理やりまげることになるよりは自分で頑張ったほうがよいです。

お尻や口にもすぐにわたを詰めたほうが、匂いや体液がでてこないので綺麗にお別れできます。私は化粧水用のコットンを使いました。

体は、死後直ぐにお湯でお尻あたりのみあらいました。タオルで綺麗にふきとりました。

ここまでやれば感度を高めた空気清浄機の匂いセンサーが働く事もなく、リビングで快適過ごせます。ただ、時間がかかりますから、お別れの時間が少なくなります。ですが、作業をしていたほうが気がまぎれるし、ムクちゃんのためなので、良かったとおもいます。

仕事はお休みしました。アメリカの様な先進国ではないので、休む理由は体調不良などが良いかもしれません。10年後はもう少し理解ある社会になっているとおもいます。犬を飼っていないとこればかりは理解されません。私も飼っていなかったら、理解はなかったかもしれません。

死後の連絡などは、後回しにすると悲しみがまします。また、狂犬病予防接種の連絡がくると寂しくなりますから、すぐ手続きします。区役所のHPから保健所へ電話し担当にかわってもらいます。担当さんは感じがよいですが、他は期待しないほうが良いです。死亡届けは犬鑑札番号がわかれば早いです。電話で手続きは完了します。

国際血統証があればケンネルクラブへ連絡すると、所有者変更死亡届けを無料で受け付けでくれます。自分で死亡届けをつくり血統書を、送ると後日、血統証に死亡印をおされて返送されます。落ち着いたら申請するかもしれません。

血統証をみて、ふと産まれたファームをグーグルのストリートビューで調べました。とても良いとこでした。兄弟(男3/女1)がどうなったか、電話で聞いてみました。もし、兄弟の子供がいたら、また柴犬をと思ってしまったのです。迷惑な私です。

お父さんとお母さんはすでになくなっていたようです。兄弟もデータがなく不明とのことでした。本当はケンネルクラブに聞いたほうが良かったかもしれません。ファームは今度見学させてもおうと思っています。

車椅子は中野の犬ともクラブへ返却しにいきました。火葬前に返却しておかないと悲しくなるからです。1ヶ月契約なのに、お心遣いをいただきました。また、機会があればお願いしたいと思っています。

車椅子での心臓への負担が死に繋ながったのかもしれませんが、最後に歩けてみんなとあえて苦しまずに亡くなったとして納得しています。後悔といえば、もっと一緒に公園で遊んであげたかったと。。。。。

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私は暖かくて、やさしいムクちゃんのイメージで向日葵を選びました。家族は5月の誕生日頃の花としてシャクヤクにしたそうです。写真も現像しました。火葬にはお花と手作りの手紙と写真くらいしか、入れらないのでそうします。
首輪やハーネスは入れませんでした。天国では不要でしょう。

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火葬です。1.5時間。灯油と電気を使った装置です。がんの焼き切りには1000度の温度が必要でした。最後のお別れ。ご近所の方々とお花を入れてます。なかなか、にぎやかで、いいお別れでした。お友達のワンちゃんまできていただきました。

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ムクちゃんの顔は穏やかです。

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妹分は号泣です。獣医になって、がん細胞と戦う宣言した手紙と折り鶴を入れました。

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お骨は近所の方と家族、親戚で拾いあげます。妹分が骨の写真を撮りたいといいましたが、かわいそうなのでやめましょうと促されました。いつも化石や骨の観察を好んでしているので、怖がることもなく、ただただムクちゃんの思い出を収めたかったのだと思います。

話ではがんの部分が黒くなっていて、それを焼くのに温度を1000度に高めたようです。
場所はお腹でした。背骨のがんでしたが、お腹が膨れてきたので、血がたまっていたか、お腹もがんだったのかもしれません。

牙と尾っぽの骨はペンダントにするかもしれないので、封筒に入れて保管しました。骨はしっかりしていました。抗生物質を飲んでいた場合はもろくなるようですが、ステロイドなので骨には異常はありませんでした。

移動火葬費用は32000円程でした。火葬以外のサービスはお骨を入れるものだけでシンプルで好感がもてました。

自宅火葬の良いところは自宅で、みんなと大好きなお家でお別れできることなので、個人的には火葬場に行くよりも良いきがします。
煙りや匂いは、想像よりは発生していたと思います。神経質なご近所さんがいる場合は、事前に断ったほうがベストかもしれません。これも個人の感覚なので何とも言えません。

お世話になった大学の先生やホームドクターには感謝の気持ちを伝えました。ムクちゃんは幸せだったと思います。

みな仕事などで犠牲を払いましたがベストを尽くしたと思います。
これで良かったよね。ムクちゃん。
たのしかったよ、ムクちゃんありがとう!

“ありがとうムクちゃん” への2件の返信

  1. はじめまして。
    ウチの愛犬も先月骨肉腫と診断されました。今更ながら大変な病気と知り、動転しながらも情報をもとめてこちらのブログにたどり着きました。

    ムクちゃんの無邪気な表情と健気な闘病生活が我が家の愛犬の行く末とだぶり、涙が溢れます。
    忙しくあまりかまってあげられなかったストレス・・・ドックフードはよかったのか?・・・去勢など必要なかったのでは?・・どうしても同じことを考えてしまいますね。

    ただ同時に色々なことを教えられ、これからの私たち家族の指針にもなります。たくさんの情報をいただき、悲しいながらも今後の方針や心構えを持つことが出来るようになり、家族全員だいぶ心も落ち着いてきました。ありがとうございます。

    最後になりましたがムクちゃんのご冥福をお祈りいたします。

    1. ご連絡ありがとうございます。

      愛犬のご病気つらいですよね。でも、これを機会に家族の絆も高まるものです。
      1日でも多くの楽しい思い出を残せるといいですね。

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